家計簿を導入してパートナーに危機感を持ってもらった話

年始から始まる家計簿大作戦

今年に入ってから家計簿を付けてみました。
1月から家計簿に対して月に10時間ぐらい使っています。
この作業時間が多いのか少ないのか、感じ方は人それぞれだと思います。
私は多いと感じますが10時間を使った甲斐があったなと考えています。

それは家計簿には目的があったからです。
それは「我が家、お金使いすぎじゃない?という危機感を夫婦で共有する」事です。
私はお金に敏感なので去年から結構使っているなと薄々感じていましたがパートナーはのんびり散財していました。
私も実際、何にいくら使っているか分からなかったので、その話をしてもあんまりピンときておらず、暖簾に腕押しです。

 

人は過去と他人を変える事はできないそうです。
私もそう思います。実際に人を変えるのは環境と情報です。
今回の事でいえば我が家の支出情報がパートナーの意識を変えました。
結論から言えば作戦は成功したのです。
1月から3月の30時間で節約意識を持って貰えた事は大きいです。

なぜ、収支でなく支出だけなのかは後述しますが、家計簿を付けて実はかなり火の車だったと私も分かりました。

下記が出費を把握した時の私の感想です。

 

 

家計簿を作る為のパートナーへのご協力願い

パートナーは危機感を持っていない為、家計簿を作るのも私の作業です。
ここで相手に負担をかけると家計簿が作れなくなる可能性がある為、最初は出来る限り簡単な内容に留めます。最初はイヤな顔をされました。内容を伝えるとそんな事ならと快く協力してくれました。相手に負担を予想させない伝え方は大事です。

今回はレシート回収箱を用意し、レシートはゴミ箱ではなく回収箱に捨てるようにお願いしました。
これならほとんど負担がありません。
実際に運用した結果、上手くレシートを回収する事ができています。

レシート以外の紙やお店のクーポン等、家計簿的には不要な物もありますが、相手に考えさせるより、全て入れてもらい私の方で省いた方が漏れがありません。
何よりそこから夫婦の会話が生まれる事があり、本当に良かったです。

 

ここで大事なのは期限を作らなかった事だと思います。
家計簿の記載が終わったら直ぐに支出をパートナーに見せてますが、
その際に出し忘れたレシートが出てくることがあります。
それはその場で入力すれば良いので、期限自体不要なのです。
プレッシャーを与えない。作業している姿を見せる。まじ大事。
また、家計簿を作成した後、節約の話はしないという話もしました。
気が重くなる話は後回しです。

 

ちなみにレシート回収箱は無印良品のファイルボックスとハンギングホルダーを使ってます。
写真の例では仕切りが多いのですが我が家の仕切りは2枚だけです。
※紙の仕切りがハンギングホルダーという製品です。

画像の出典元

katazukeblog.com

 

 

家計簿の作り方

家計簿はエクセルを使ってます。
色んな製品やアプリがありますが下記の条件が満たせれば何でも良いです。
「エクセルが一番使い慣れているから」が大きな採用理由です。
初めて使うツールはストレスが多いので、エクセルにしました。

 

条件1,誰が使ったか記載・分類出来る。

条件2,いつ使ったか記載・分類出来る。

条件3,仕分けの記載・分類できる。

条件4,クレカと連動できるorCSVを貼り付けられる。

条件5,集計できる。

 

決済は私がクレカ派、パートナーは現金派です。
10時間の内、8時間ぐらいはレシートの記載に当ててます。
月に2回、パートナーのレシート記載しており、
月末に自分のクレカの明細をCSVダウンロードして家計簿に貼り付けてます。
かなり地道な作業ですね。

レシートは細かく書くと負担が跳ね上がりますのでレシートの合計金額だけ記載してます。

 

実際に記載する事は下記の5項目です。

日付・・・年月日

利用者・・妻or旦那or共通

金額・・・レシートの合計

仕分け・・後述

備考・・・お店の名前等 例:セブン、etc

 

仕事柄、転記作業は慣れたもので、レシート見ながら無心で記載していきます。
実際にレシートを記入ししている時はこんな顔をしています。

社畜として無心で作業する事は慣れっこです。
ただただ手を動かすのみ。

仕分けの内容は我が家用にカスタマイズした

悩み所は仕分けです。
初月の1月は色んなサイトを参考に下記にしました。

住居費/水道光熱費/スマホ/通信費/保険料/娯楽費/外食費/食費/日用品費/被服費/美容費/交際費/趣味費/交通費/教育費/医療費/特別費/贈答費/設備費/雑費

 

家計簿を開始してみて我が家はお菓子と珈琲と贈答費と外食費にお金を使っているという事が分かりました。
お菓子と珈琲は食費に入れており、「食費!高い!」という話になりました。
ですが、夕飯を質素にしようという方向性は本意ではありません。
実際に食費”も”馬鹿にできないのですが、お菓子と珈琲は本当に多くのお金を使っており、個人的大問題でした。

私がスタバに嵌っていたので新作が出るたびに購入していた結果、コーヒー代だけで2万を超えていました。

分かりやすい仕分けにする為、今はお菓子代と珈琲代の項目を増やしました。

住居費/水道光熱費/スマホ/通信費/保険料/娯楽費/外食費/食費/日用品費/被服費/美容費/趣味費/交通費/医療代/特別費/贈答費/設備費/雑費/珈琲代/お菓子代

ついでに使ってなかった交際費等は消しました。

 

何を注目するべきかを考えて、わかりやすい仕分けするのが大事なんだと思います。
とは言ってもお菓子代は食材と同じタイミングで購入され、レシートが混ざっているので、どんぶり勘定のままです。
作業時間と精度はトレードオフなので面倒でやらなくなるよりマシだと割り切ってます。

 

集計方法を工夫する

家賃や水道光熱費は節約が難しい上、金額も大きい為、利用者を「共通」という形にして私やパートナーの支出から外しました。
注目したいポイントは下記だったからです。

スマホ/通信費/娯楽費/外食費/食費/日用品費/被服費/美容費/趣味費/贈答費/雑費/珈琲代/お菓子代

今月○○万円使ってるよ。でも○○万円は家賃だね。では会話がブレます。
個々人で何にいくら使ったのかも明らからにする上で、家賃や水道光熱費は邪魔でしかないです。
他にも大型家電や車の修理費等、今月しか金額の大きい出費は共通にしていきます。

 

家の支出が分かり流石にドン引きしたようで、家計破綻の危機感を持ってくれました。

これでやっと節約の話が出来る態勢が整いました。
パートナー本人も長年貯金ができない事が悩みだったようで、一緒に出費を抑えようという話になりました。
本当に家計簿を付けた甲斐がありました。
今月から節約生活をはじめますが、成果が出たらブログにしたいです。